このドクターに恋してる
テーブルに置いていたスマホを持ち、郁巳先生に向けた。郁巳先生は上着のポケットからスマホを出して、操作する。
交換をスムーズに終えて、これでいつでも連絡が取れることに安堵した。
私たちはほぼ同時に自分のスマホをテーブルに置き、顔を見合わせる。
「どうして俺に会いたかった?」
「返事がしたかったからです。郁巳先生」
「ん?」
「好きです」
目をしっかりと合わせた状態で、正直な気持ちを伝えた。
郁巳先生は一瞬瞳を揺らしてから、頬を緩める。なんだか嬉しそうだ。
「俺も好きだよ。俺の彼女になってくれるんだよね?」
「はい、郁巳先生の彼女にしてください」
「うん、もちろん」
郁巳先生の右手が私の左頬に触れた。顎に向かって撫でられ、私は目を閉じる。
数秒後、右頬に口づけをされた。
至近距離で視線が交わり、お互いの唇が重なる。
柔らかく、温かい唇の感触に涙が出そうになり、彼のシャツを握った。
「陽菜さん……」
郁巳先生は自分の手で私の両頬を包み込み、ふたたびキスをする。
二度目のキスはなかなか離れず、彼の舌が私の唇をこじ開けようと動いた。
交換をスムーズに終えて、これでいつでも連絡が取れることに安堵した。
私たちはほぼ同時に自分のスマホをテーブルに置き、顔を見合わせる。
「どうして俺に会いたかった?」
「返事がしたかったからです。郁巳先生」
「ん?」
「好きです」
目をしっかりと合わせた状態で、正直な気持ちを伝えた。
郁巳先生は一瞬瞳を揺らしてから、頬を緩める。なんだか嬉しそうだ。
「俺も好きだよ。俺の彼女になってくれるんだよね?」
「はい、郁巳先生の彼女にしてください」
「うん、もちろん」
郁巳先生の右手が私の左頬に触れた。顎に向かって撫でられ、私は目を閉じる。
数秒後、右頬に口づけをされた。
至近距離で視線が交わり、お互いの唇が重なる。
柔らかく、温かい唇の感触に涙が出そうになり、彼のシャツを握った。
「陽菜さん……」
郁巳先生は自分の手で私の両頬を包み込み、ふたたびキスをする。
二度目のキスはなかなか離れず、彼の舌が私の唇をこじ開けようと動いた。