余裕ちゃんは5人の王子から逃れたい。
どこかに落ちてないかなぁ、真実の愛。

私は、黒髪が美しいピンク色の目をした美少女である。


もちろん、両親祖父母共々お顔が天才なので、それなりに自分の顔面の良さは理解して生きてきた。


だから、私の美しさに惚れて告白をしてくる男が大勢いる。

こう見えて、小さい頃から絵本の中の王子様に憧れてきた私は、真実の愛を探し求めて生きてきたのだ。

……試しに、男と付き合ってみたことは3度あるけど。

みんな、私の財力目当て。だからすぐ別れた。


だから、私は両親と友人からの愛情があれば何もいらない……そう思っていたのに。


「由貴、今日からこの5人がお前のボディガードになる」


5人のイケメンが、目の前に召喚された。


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