オオカミくんは甘えたい
1st

ノート交換

「ピピピッ」



枕元の目覚まし時計の音で目を覚ます。



もう梅雨が明けてカーテンの隙間から差し込む光が眩しい。



もっと寝たかったけど、ぐっと重い体を起こしてから朝の準備をスタートさせた。




朝ごはんを食べて、身だしなみを整える。



「はぁー」



今日も鏡に映る自分を見て大きなため息をついてしまった。



それもそのはず。



この顔のおかげで変な噂を広められてるんだから。



私は、ハーフっぽい顔立ちをしている。
< 1 / 256 >

この作品をシェア

pagetop