オオカミくんは甘えたい
「瞬くんみたい」



その能天気なとこが瞬くんそっくりで笑いながらそう言ったら




「どれどれー」



とすぐにこっちを向いてその猫のことをじっと見た。



「たしかに似てるかも」



瞬くんがふっと笑って彼の涙袋がぷっくりと浮かんだ。




目はキリッとしてるのに笑うとかわいい。



学校では俺様なとこ、実は天然なとこ、なにもかも魅力的に見えるのは恋のおかげなのかな。



それに瞬くんといると、時間がすぐ過ぎてしまう魔法にかかってしまう。
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