オオカミくんは甘えたい
そして、今日。



私は陽那ちゃんに瞬くんのことを打ち明けた。



絶対に他の人には言わないでね、と念は十分に押した。




「ふたば、それは間違いないよ、恋だよ」



陽那ちゃんはキメ顔をしながら恋だなんて言うから恥ずかしくなっちゃう。



「それから?なんか進展とかないの?」



「それが無いんだよね」



あの猫カフェに行った日からもう2週間。



何もなかった。



学校で顔を合わせても何か起こるわけじゃなかったし連絡も特になし。
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