オオカミくんは甘えたい

お誘い

そんなこんなで、放課後になってしまった。



情けない・・・。



「羽月さん、なんか浮かない顔してんね。どーしたの?」



帰りの準備をしていたら、佐野くんに話しかけられた。



やっぱ、私分かりやすく落ち込んでたかな。




「な、なんでもないよ!」



できるだけこの気持ちを悟られないようにそう答える。



「なんかあったでしょ」



でも、そこまでお見通しなのか。



やっぱそれとも私がわかりやすいだけ?
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