オオカミくんは甘えたい
佐野くんから話しかけてくれたのに申しわけないなーと思いながら大神くんがいるであろうD組へと足を運んだ。



ドアからD組の教室を除くと美しい銀色が目に入ってきて



「ひいぃぃ・・・」



と叫びたくなる。




い、いる。



彼はすんと席に座っている。



座ってるだけなのに存在感が強すぎる。



やっぱ誰かに頼もうかな、大神くん絶対怒ってるよね。



でもやっぱり悪いのは私なわけだし頼むのはダメだよね。
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