オオカミくんは甘えたい
「はいりなよー」
瞬くんが手招きをする。
相変わらずの無気力。
私だけが知る、瞬くんのヒミツ。
「い、いいよ!私、書類届けに来ただけだし!」
そんな家にまで入るつもりはなかった。
瞬くんと顔合わせて、ちょっとお話できるのが楽しみで来たってだけなのに。
わるいよ、と言っていると瞬くんの足に包帯が巻かれていることに気がついた。
「瞬くん、それどうしたの?」
足首にグルグルと巻かれた包帯。
もしかして、それが今日休んだ理由だろうか。
「ねんざしちゃったー」
だるーいとでも聞こえてきそうな表情。
瞬くんが手招きをする。
相変わらずの無気力。
私だけが知る、瞬くんのヒミツ。
「い、いいよ!私、書類届けに来ただけだし!」
そんな家にまで入るつもりはなかった。
瞬くんと顔合わせて、ちょっとお話できるのが楽しみで来たってだけなのに。
わるいよ、と言っていると瞬くんの足に包帯が巻かれていることに気がついた。
「瞬くん、それどうしたの?」
足首にグルグルと巻かれた包帯。
もしかして、それが今日休んだ理由だろうか。
「ねんざしちゃったー」
だるーいとでも聞こえてきそうな表情。