オオカミくんは甘えたい

しかも本の整理が思ったよりも大変だったせいで1時間なんかじゃ終わらなそうだった。



黙々と作業しているのに全然終わりに近づかない。



やっているうちに雨の音が聞こえ始めてだんだんと強くなっていく。



あー、降り始めちゃったか。



思ったより早かった。



図書室が静かなせいで雨の音がよく耳に響く。



窓から外の様子を見ると、外にいた人たちが走って校舎の中へと入ってくるのが見えた。



一向に減らない仕事の量に思わずため息。



絶対これ一人でやる分の仕事量じゃない。