オオカミくんは甘えたい
なんかすごい状況に出くわしちゃったと慌てていた時だった。
「バシャ」
女の子がそこに出来ていた水溜まりを思いっきり蹴る。
するとそのしぶきが私の方へとかかってきた。
「きゃっ!」
避けようとしたけど全くしてスピードが間に合わず正面から水しぶきを受けてしまう。
女の子たちは
「うけるんだけど〜」
と笑いながら走って去っていってしまった。
うわぁ、最悪。
途端に2人になって場が静かになる。