オオカミくんは甘えたい
「うん・・・」



首を縦に大きく振ると、大神くんは



「親が空手でなんか稼いでるんだよねー」



とご両親に話題を変えた。



どうやらこのキラキラした生活は両親のおかげみたい。



「空手教室とか開いててさー、俺も小さい頃は通わされたんだけどほんっとにめんどくてやめた」



ベッドに気持ちよさそうに寝転んでふわぁとあくびをしながら話す大神くん。



空手教室なんてすごいなぁ。



空手とか、剣道とか、柔道とか、そういうの全くやった事がないから分からないけどなんかできる人見たらかっこいいって思う。
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