オオカミくんは甘えたい
ルームウェアはもらってと大神くんは言っていたけど、さすがにそれは出来ないと断った。



「じゃ、また来た時にでも着てよ」



と大神くんは気を使って言ってくれたけど多分もう来ることはない・・・と思う。



着替えてリビングに出たら、大神くんもパーカー姿が目に入った。



え・・・なんで?



私が制服に着替えている間にどうやら大神くんもルームウェアから私服に着替えていたらしい。



「おくってく」



眠そうに目を擦りながら大神くんはそう言う。



今にも寝ちゃいそうだけど大丈夫かな。
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