オオカミくんは甘えたい
大神くんにぶつかったことも、大大大ピンチだけどこんなことしてたら授業に遅れてしまう。



数学の先生、時間に厳しいから絶対遅れたくない。



できるだけ大神くんと目を合わせないように細心の注意を払いつつ、ささっと自分の教材だけを拾って逃走。



ダッシュで数学の教室に入って、自分の席に着く。



私が席に着いた数秒後に授業開始のチャイムが鳴る。



なんとか間に合った。



まだ心臓がバクバクしてて、脈が早い。
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