オオカミくんは甘えたい
最初は、行きにあった女の子たちみたいに大神くんの前だけ態度変えてるんじゃないかと思った。



けど、最後まであの調子だったしただのコミュ力おばけだと気付かされた。



大人しい私からしてみればああやって話せるのすごく羨ましい。



「いいなぁ」



思っていたことがつい声にでてしまった。



「彼氏ほしーの?」




「違くてっ!あの子の性格が羨ましいなーって」



大神くんはあの女の子が彼氏いることに私がいいなぁと言っていると思ったみたいでそんな質問を投げかけてきた。
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