オオカミくんは甘えたい
「うん」



ゆっくり頷いてくれて、今日はそのままお別れした。



社交辞令と感じた猫カフェの誘いも大神くんが言うからには実現されそうな気がした。



家に帰ったあとも、無駄に彼と話していた時の余韻に浸ってしまい弟に



「なんかねーちゃんがキモイ顔してる」



とひどいことまで言われる。



失礼な!キモイ顔じゃないし!



でも、頭から大神くんのことが離れなくて恋愛とか彼氏とか色々考えてしまう。
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