オオカミくんは甘えたい
「昨日の合コン断ったのも大神くんが理由でしょ!それなら早く言ってよ〜」



な、なんでそんな思考になるの!



全然関係ないことまで言ってきてもう誤解は解けそうにない。



違う違うとずっと否定しながら歩いているとどこからか



「あの子じゃない!?」



と大きな声が聞こえてきた。



なんだろう・・・?



その「あの子」が自分のことだとは思いもせず声のした方を向く。



そこには、昨日の女の子たち。



すぐにでも逃げたい。



どこでもいいからここから離れたいよ。
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