君との絆
プロローグ
茜side
「何見てんのー?うわっ、なつー。」
「でしょ、でしょ?この葵兄の顔、マジ死んでるわー」
こんにちは!私の名前は、朝霧茜小5。
今は夏休みの宿題の家族の作文を書くためにアルバムを物置きから引っ張り出して見てたら、1つ上の姉の咲がきて声をかけられた所なんだー!自分で言っちゃあれだけど仲良い姉妹だと思う。
ちなみに葵兄は私の7個上の高校2年生。葵兄とは、、、。べつに兄妹仲が悪いわけじゃないけど、、。なんか苦手なんだよね、、。いつもニコニコしてて考えていることがよくわかんないっていうか。自慢じゃないけど、うちはイギリスの血が父方に流れているから顔が整っている方だと思う。兄妹で葵兄だけお父さんの髪色を継いでグレーなんだー。
咲「前の方もめくってみよっ!葵兄の弱点が見つかるかも!!」
茜「そんなうまくいくかなー、、」
咲姉とそんなことを言いながらページをめくると
茜「ん?誰これ?」
葵兄と一緒に写ってる同い年っぽい女の子がいたんだ!
咲「葵兄にめっちゃ似てるだけど‼︎」
しかも瓜二つの!
「「やばっー!!」
咲「髪色も一緒じゃん!!」
葵「何をそんなに騒いでいるの?」
うるさかったからか二階から葵兄がおりてきた。
咲「ねえ!葵兄っ!この人、誰?」
興奮している私たちに戸惑っていたけどアルバムのページを見て納得したみたい。
葵「えっ、何?何が?、、、ああー。伊代のことか。」
茜「伊代さんっていうの?誰?」
うるさかったからかお母さんとお父さんまで降りてきた。
母「どうしたのー?」
父「何かあったのか?あっ、咲茜喧嘩か?」
咲「はぁ?喧嘩してないんですけど」
茜「ほんとサイテー」
早とちりしたお父さんに私と咲姉は憤慨!!
父「えっ、違うのかい?てっきり、、」
茜「ひどいよ、私たちがいつも喧嘩してるみたいじゃん」
ボソッ
葵「いつもだろ。」
父「なんか言ったかい?」
お父さんには聞こえなかったみたいだけど、隣にいた私と咲姉には聞こえてしまってこっそり目を合わせちゃった。普段は物腰が柔らかいけど、こういうふとした時が、、、、。すごい裏表ある気がして怖い。
葵「いや、特に?」
母「それで?なんの話をしてたの?」
あっ、そうだった。もうお父さんのせいで、、
咲「アルバムを見てたら葵兄に似てる同じくらいの女の子がいたの!!」
母「あぁ、伊代のことね?」
茜「うん、葵兄も言ってた」
すると、お母さんたち3人はキョトンとした後、顔を見合わせて
母「誰ってあなたたちの姉じゃない。」
えっ!姉!!
「「そんなの聞いてないっ!!」
父「おや、言ってなかったかい」
葵「っていうか、咲は小さい時に一緒に住んでただろ」
咲姉、、会ったことあるんじゃん。自分も被害者ぶりやがって!!
咲「何歳まで?」
父「2ヶ月くらい?」
怒ってごめん、そりゃないわ。っていうか覚えてないわ。
咲「物心ついてないじゃんっ!!」
茜「じゃあ、私だけかー。会ったことないの。
っていうか、なんで今まで言わなかったのー!!」
父「いや、ごめん。てっきり知っているのかと」
はぁー?ほんと意味わかんない。
さすがに申し訳ないと思ったのか、、、
父「じゃあ、会いにいくか!!夏休みだしなっ!」
えっ!!ほんとに!
「「「やったー!(よっしゃー)」」
えっ、今の声って、、、。
恐る恐る振り返ってみると、、。
うつむいて顔を赤くしている葵兄がいた。
母「ふふふっ。葵はねー、普段妹たちの前では良い兄ぶってるけど実はすっごい口悪、無愛想男なのよ。でも伊代の前でも無愛想なのは変わりないけど年相応というか素なのよねー」
えー!!この優男が??伊代っていう人の前では?
めっちゃ、驚いた顔をしていたからか
葵「うっせーな。余計なこといいやがって。俺だって全然会ってねぇのに」
っていうか、、もしかして葵兄ってシスコンかも、、。
茜「どっちが上なの?」
葵「何が?」
あっ、優男に戻った。
咲「生まれたの。私と葵兄の間か、葵兄の上か」
葵「僕だよ」
咲「そうなんだ!」
するとお母さんとお父さんはくすくす笑って
母「1秒も変わんないと思うけどね、一応生まれたのは伊代が先よ」
葵「チッ。」
こわっ。っていうか、1秒ってことは二人は
「「双子ってことー!!」l
その後、聞き出した情報によると
・伊代は葵兄の双子の姉であること。
・小学生に上がる時からイギリスに住む父方の祖父母と住んでいて今は養子になり
今はスチュアート・ステラ・伊代という名前であること。
・インタースクールに通っていること。
・父母兄も10年会ってないこと。
でもたまに電話やメール、手紙のやり取りをしていること。
・祖父の髪がグレーなんだけど、葵兄の方が濃く伊代の方が薄くて光の当て方によっては白髪にも見えるということ。
父「よし、電話するかー。」
と言って電話をかけたさきはおばあちゃん。
私は一回しかあったことがないらしいけど。
プルルル プルルル
祖母「Hello.(はい。)」
父「Hello mom?(もしもし、母さん?)」
祖母「久しぶりねー。元気にしてる?」
父「うん。今夏休みでさ、子供達連れてそっちにいこうと思って」
祖母「really?(ほんとに?)楽しみにしてるわ。
きっとステラも喜ぶわー」
父「うん。咲と茜はあったことほとんどないからさ。
会わせようと思って。俺らも会いたいし。
伊代と父さんは?」
祖母「元気よ、なんなら代わるわ。今二人でクッキー焼いてるから」
父「いや、いいよ。邪魔したら悪いし。じゃあ、またメールするね」
祖母「待ってるわ」
ツー ツー
咲「なんでかわらなったのー!!声聞きたかった!」
母「こうみえてお父さん、緊張してるのよ。全然会ってもないし、忘れてたらショックでしょ?」
茜「確かに、、、」
「でしょ、でしょ?この葵兄の顔、マジ死んでるわー」
こんにちは!私の名前は、朝霧茜小5。
今は夏休みの宿題の家族の作文を書くためにアルバムを物置きから引っ張り出して見てたら、1つ上の姉の咲がきて声をかけられた所なんだー!自分で言っちゃあれだけど仲良い姉妹だと思う。
ちなみに葵兄は私の7個上の高校2年生。葵兄とは、、、。べつに兄妹仲が悪いわけじゃないけど、、。なんか苦手なんだよね、、。いつもニコニコしてて考えていることがよくわかんないっていうか。自慢じゃないけど、うちはイギリスの血が父方に流れているから顔が整っている方だと思う。兄妹で葵兄だけお父さんの髪色を継いでグレーなんだー。
咲「前の方もめくってみよっ!葵兄の弱点が見つかるかも!!」
茜「そんなうまくいくかなー、、」
咲姉とそんなことを言いながらページをめくると
茜「ん?誰これ?」
葵兄と一緒に写ってる同い年っぽい女の子がいたんだ!
咲「葵兄にめっちゃ似てるだけど‼︎」
しかも瓜二つの!
「「やばっー!!」
咲「髪色も一緒じゃん!!」
葵「何をそんなに騒いでいるの?」
うるさかったからか二階から葵兄がおりてきた。
咲「ねえ!葵兄っ!この人、誰?」
興奮している私たちに戸惑っていたけどアルバムのページを見て納得したみたい。
葵「えっ、何?何が?、、、ああー。伊代のことか。」
茜「伊代さんっていうの?誰?」
うるさかったからかお母さんとお父さんまで降りてきた。
母「どうしたのー?」
父「何かあったのか?あっ、咲茜喧嘩か?」
咲「はぁ?喧嘩してないんですけど」
茜「ほんとサイテー」
早とちりしたお父さんに私と咲姉は憤慨!!
父「えっ、違うのかい?てっきり、、」
茜「ひどいよ、私たちがいつも喧嘩してるみたいじゃん」
ボソッ
葵「いつもだろ。」
父「なんか言ったかい?」
お父さんには聞こえなかったみたいだけど、隣にいた私と咲姉には聞こえてしまってこっそり目を合わせちゃった。普段は物腰が柔らかいけど、こういうふとした時が、、、、。すごい裏表ある気がして怖い。
葵「いや、特に?」
母「それで?なんの話をしてたの?」
あっ、そうだった。もうお父さんのせいで、、
咲「アルバムを見てたら葵兄に似てる同じくらいの女の子がいたの!!」
母「あぁ、伊代のことね?」
茜「うん、葵兄も言ってた」
すると、お母さんたち3人はキョトンとした後、顔を見合わせて
母「誰ってあなたたちの姉じゃない。」
えっ!姉!!
「「そんなの聞いてないっ!!」
父「おや、言ってなかったかい」
葵「っていうか、咲は小さい時に一緒に住んでただろ」
咲姉、、会ったことあるんじゃん。自分も被害者ぶりやがって!!
咲「何歳まで?」
父「2ヶ月くらい?」
怒ってごめん、そりゃないわ。っていうか覚えてないわ。
咲「物心ついてないじゃんっ!!」
茜「じゃあ、私だけかー。会ったことないの。
っていうか、なんで今まで言わなかったのー!!」
父「いや、ごめん。てっきり知っているのかと」
はぁー?ほんと意味わかんない。
さすがに申し訳ないと思ったのか、、、
父「じゃあ、会いにいくか!!夏休みだしなっ!」
えっ!!ほんとに!
「「「やったー!(よっしゃー)」」
えっ、今の声って、、、。
恐る恐る振り返ってみると、、。
うつむいて顔を赤くしている葵兄がいた。
母「ふふふっ。葵はねー、普段妹たちの前では良い兄ぶってるけど実はすっごい口悪、無愛想男なのよ。でも伊代の前でも無愛想なのは変わりないけど年相応というか素なのよねー」
えー!!この優男が??伊代っていう人の前では?
めっちゃ、驚いた顔をしていたからか
葵「うっせーな。余計なこといいやがって。俺だって全然会ってねぇのに」
っていうか、、もしかして葵兄ってシスコンかも、、。
茜「どっちが上なの?」
葵「何が?」
あっ、優男に戻った。
咲「生まれたの。私と葵兄の間か、葵兄の上か」
葵「僕だよ」
咲「そうなんだ!」
するとお母さんとお父さんはくすくす笑って
母「1秒も変わんないと思うけどね、一応生まれたのは伊代が先よ」
葵「チッ。」
こわっ。っていうか、1秒ってことは二人は
「「双子ってことー!!」l
その後、聞き出した情報によると
・伊代は葵兄の双子の姉であること。
・小学生に上がる時からイギリスに住む父方の祖父母と住んでいて今は養子になり
今はスチュアート・ステラ・伊代という名前であること。
・インタースクールに通っていること。
・父母兄も10年会ってないこと。
でもたまに電話やメール、手紙のやり取りをしていること。
・祖父の髪がグレーなんだけど、葵兄の方が濃く伊代の方が薄くて光の当て方によっては白髪にも見えるということ。
父「よし、電話するかー。」
と言って電話をかけたさきはおばあちゃん。
私は一回しかあったことがないらしいけど。
プルルル プルルル
祖母「Hello.(はい。)」
父「Hello mom?(もしもし、母さん?)」
祖母「久しぶりねー。元気にしてる?」
父「うん。今夏休みでさ、子供達連れてそっちにいこうと思って」
祖母「really?(ほんとに?)楽しみにしてるわ。
きっとステラも喜ぶわー」
父「うん。咲と茜はあったことほとんどないからさ。
会わせようと思って。俺らも会いたいし。
伊代と父さんは?」
祖母「元気よ、なんなら代わるわ。今二人でクッキー焼いてるから」
父「いや、いいよ。邪魔したら悪いし。じゃあ、またメールするね」
祖母「待ってるわ」
ツー ツー
咲「なんでかわらなったのー!!声聞きたかった!」
母「こうみえてお父さん、緊張してるのよ。全然会ってもないし、忘れてたらショックでしょ?」
茜「確かに、、、」