ソウルメイト~男女の親友ってあるの?
「ずっと、ずっと忘れようとしてたの。
あのときだけだって・・・、
思い出にしなくちゃって・・・
でも・・・、
いくら日にちがたっても
どうしようもなくて・・・
考えすぎて、
吐き気がしたり
涙が溢れたり・・・
瀬那のせいだからね」

世界は二人のために・・

そう世界には今、二人しかいないような感じだった。

・・その時!

「なーおちゃん」

空気の読めない愛華がそんな二人に声をかけた。

二人はビクッとして慌てて離れる。

「あはは、いいのいいの。くっついてなよ。得意の喧嘩してたらと思って来ただけだ
からさぁ、あんたたちは破壊思想だからね、喧嘩して離れて前より近づくんだよー
ん」

愛華は楽しそうに言った。


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