鳴き方を忘れたヌオー
ぬおぉぉ!はキクノの為、そして自分の為に再び鳴こうと思った。

そして、

「ヌオー!」

数ヶ月後には、その他のヌオーと同じように鳴けた。

キクチは、

「ムリをしなくていいのに」

といいながらも泣いた。

ぬおぉぉ!も泣いた。

捨てられたときには泣けなかったのに、キクノに抱きしめられたら、初めて泣いた。


【 完 】
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