【短編】眠り姫に口付けを。
◆淡夢は追憶の涙
「─…あぁっ!…イ、ク…っ?!」
軋むベッドの上で僕は最後、奥まで一気に突いた。
「…っ……いってらっしゃい」
リエは大きく弓のように身体を反らせて天を扇ぐようになる。
僕自身も自らの欲望の固まりを吐き出し、
少しの脱力感。
すると後ろから腰に回る腕と背中に当たる柔らかいもの。
「…リエ、どうしたの?」
と僕は制服のズボンを穿きながら言った。