【短編】眠り姫に口付けを。




「めっずらしー」


目をぱちくり。




そんなに僕が女の子の話をするのに驚く?



…でも、仕方ないか。




「で、知ってる?知らない?」



「つか、お前こそ…椿ちゃんのこと知らないのかよっ」


今度はそこに驚く。




どうやら僕は嘘をつかれたようだ。



彼女は目立たないと言ったけど、


この和馬からそう言われるってことは…違うな。




まぁ僕は知らなかったけど。


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