【短編】眠り姫に口付けを。




眠り姫。


そうだ、彼女はあの時眠ってた。


本当のお姫様みたいに。




あの日、そう…まるであの日の

彼女のように。



漆黒の髪に、長い睫毛。


日差しが差し込み茶色がかる瞳。



澄んだ声、澄んだ瞳。


魅惑的な雰囲気。




全てが重なる。

あの日の彼女と彼女。


僕がずっと夢見てきたその夢の続きは…


今、この時にあるのかもしれない。

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