【短編】眠り姫に口付けを。
ちょうどステージでは王子が王女が眠るベッドに近付いているところだった。
神秘的で切なさを含む。
この妙な感じは何なんだろうか…
僕は『眠り姫』って話しはいまいち知らないけど。
この場面は何だか分かる。
目覚めのキス。
彼女はオリジナルで作っていると言ったけど…
きっとそのキスは大事なシーンだからきっと、
きっと。
そう思うと嫌で嫌で堪らなかった。
自分が今までしてきたことを棚に上げて
僕は何を言ってるんだろう。
そう思うと“矛盾”その言葉が適切。