【超超短編】僕の恋じゃなくて愛
頬を赤らめる真央ちゃんが愛おしくてたまらない。
昨日いた女の子?
真央ちゃんに、真央ちゃん以外の女の子と歩いてる僕を見て、嫉妬させたかっただけだよ。
「ねぇ、真央ちゃん」
「なーにー?」
「真央ちゃんは将来結婚とかするの」
鞄にパソコンやら、教材を入れていく真央ちゃん。
春の風が小さな窓から忍び寄って、僕らを揺らす。
心も、またその中のなにかも。
「んーーするのかなー」
「……そっか」
真央ちゃんの結婚相手が僕だったらいいのにな。