キスより甘い毒りんご
結が電話をかけてくれたけれど応答は無いまま留守電に切り替わった。
私のスマホからもかけてみたけれど、結果は同じ。
「どうしよう……」
「とりあえずマネさんのマンションに行ってみよう」
「マンションに?」
「最後に一緒に居たのがマネさんならかなり怪しいだろ?白雪ちゃんがグッタリしてたってのも気になる」
「うんっ……」
事務所は大通り沿いにあったからタクシーはすぐに捕まった。
マネさんのマンションの住所を伝えたら
ここからそんなに遠くはないみたいで運転手さんもすぐに理解してくれた。
後部座席に並んで座った私の手のひらに結の手のひらが重ねられた。
「大丈夫だよ」
「うん……」
「絶対に大丈夫だから」
絶対に大丈夫かどうかなんて正直分からない。
こんなことが現実で起こるなんて思ってもいなかった。
でも結が大丈夫って言うのなら本当に大丈夫なのかもしれない。
今、一番怖い思いをしてるのは白雪ちゃんかもしれないんだから。
お願い。
どうか無事でいて……。
私のスマホからもかけてみたけれど、結果は同じ。
「どうしよう……」
「とりあえずマネさんのマンションに行ってみよう」
「マンションに?」
「最後に一緒に居たのがマネさんならかなり怪しいだろ?白雪ちゃんがグッタリしてたってのも気になる」
「うんっ……」
事務所は大通り沿いにあったからタクシーはすぐに捕まった。
マネさんのマンションの住所を伝えたら
ここからそんなに遠くはないみたいで運転手さんもすぐに理解してくれた。
後部座席に並んで座った私の手のひらに結の手のひらが重ねられた。
「大丈夫だよ」
「うん……」
「絶対に大丈夫だから」
絶対に大丈夫かどうかなんて正直分からない。
こんなことが現実で起こるなんて思ってもいなかった。
でも結が大丈夫って言うのなら本当に大丈夫なのかもしれない。
今、一番怖い思いをしてるのは白雪ちゃんかもしれないんだから。
お願い。
どうか無事でいて……。