君の王子になりたくて
「うわあん、だいすき!!!
ってことは月乃も来るよね?」
「当たり前でしょう、綴が行くのにあたしが行かない場所なんてないわ」
「さすが綴親衛隊…
2人とも感謝〜っ」
ごめんね月ちゃん
私が行くって言ったから…
申し訳なさと、しっかり者の月ちゃんがいてくれれば安心だって気持ちが混じってほっとする
「でも私、歌苦手だし男の子と上手く話せないと思うんだけど…」
彼氏いない歴=年齢の私にとって合コン自体がハードル高い
空気悪くしたらどうしよう…
「そんなの平気平気!綴はいてくれるだけでいいからっ、ね?」
「う、うん…それなら」
そうだよね、茜も月ちゃんもいるし
変な空気になることはないか…
それにもしかしたら私にも好きな人が出来るかもしれない