君の王子になりたくて


「響くんっ!?どうしちゃったの!?」



「どうもこうもないでしょ、ヤキモチ妬いてんの
こんな可愛い格好他の男が見たなんて考えたら俺頭おかしくなるくらい嫉妬してる」



「嫉妬って、なんで!?
っていうか…キスする必要なんてないんじゃっ」



「だめ、他の奴らが見たところ全部俺が消毒するから」



二の腕、首、太ももって服から出ている部分にキスを落とされてしまうと恥ずかしさで固まって動けない

なにこれっ…
なんでこんなことしてるの…っ?!



「響くんやだよぉっ…」



「うん、やめてあげない
これお仕置だから」



お仕置ってもっと酷いことなはずなのに、響くんがしてくるキスはすごく優しくて…

ドキドキして心臓破裂しそう

だって、響くんは私のこと幼なじみだから好きなんじゃ

こんなのおかしいっ
私のこと、彼女として好きみたいだよ…


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