可愛い番犬を育成したつもりがどうやら狼だった件~だけどやっぱり私の犬はとっても可愛い~
「あ、だめ、だめなのに」

 くちゅくちゅと音を立てながら口内を蹂躙する彼の舌に翻弄されながら必死に拒絶の言葉を口にする。
 だが、激しい口付けに意識は奪われ、私の体からは力が抜けて抵抗なんて出来そうになかった。

 そして私の抵抗が抵抗になっていないことに当然ジェイクも気付いているのだろう。

 胸を揉む手を止めたと思ったら、背面にあるボタンへと手を伸ばす。
 プチプチとひとつずつ外され、コルセットの紐も緩められたと思ったらそのまま一気にドレスごと引き下げられた。

「ひゃっ」

 途端、ぶるりと私の胸が溢れ出る。

「あぁ、エリーの先端がもう尖ってますよ。期待してくれていたんですか?」
「違っ、やだ、ダメっ」
「大丈夫です、犬とは舐めるものですから」
「や……っ、あんっ」

 何が大丈夫なのかと思ったが、露になった先端へ吸い付かれると私の口から出るはずだった文句も抗議もただの嬌声に変わり、部屋へと響いた。

「ずっと舐めたかったんです」
「ば、ばかっ」
「ふふ、だって僕は犬なので」
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