可愛い番犬を育成したつもりがどうやら狼だった件~だけどやっぱり私の犬はとっても可愛い~
ぎゅうっと私の体を強く抱き締めながら呟かれるその言葉がなんだか嬉しく、私も抱き締め返そうとジェイクの背中へ腕を回す。
しかし、私が彼を抱き締めた瞬間驚いたようにビクッと肩を跳ねさせ密着していた上体を離した。
「え?」
「あ、いや……」
ナカに埋められたままの状況だというのに、ぽかんとしてしまう。
驚いている私と同じく驚いているジェイクの顔がじわじわと赤く染まった。
「エリーに抱き締められるとか思ってなかったから」
少し気まずそうに顔を逸らすジェイクは耳や首筋まで真っ赤に染まっている。
(今さら?)
自分から仕掛け、散々私の体を弄んでいたくせに、少し抱き締め返しただけでこんな初心な反応をするだなんて、彼はどれだけ私のことが好きなのだろう。
そしてその事実が私の心を擽った。
「ジェイク、キスして?」
「えっ」
「さっきも散々したでしょ、早く」
彼の頬へと手を伸ばし包むようにして自分の方へと向かせる。
困ったような表情を向けられ、それがすごく可笑しい。
「嫌なの?」
「まさかそんな!」
しかし、私が彼を抱き締めた瞬間驚いたようにビクッと肩を跳ねさせ密着していた上体を離した。
「え?」
「あ、いや……」
ナカに埋められたままの状況だというのに、ぽかんとしてしまう。
驚いている私と同じく驚いているジェイクの顔がじわじわと赤く染まった。
「エリーに抱き締められるとか思ってなかったから」
少し気まずそうに顔を逸らすジェイクは耳や首筋まで真っ赤に染まっている。
(今さら?)
自分から仕掛け、散々私の体を弄んでいたくせに、少し抱き締め返しただけでこんな初心な反応をするだなんて、彼はどれだけ私のことが好きなのだろう。
そしてその事実が私の心を擽った。
「ジェイク、キスして?」
「えっ」
「さっきも散々したでしょ、早く」
彼の頬へと手を伸ばし包むようにして自分の方へと向かせる。
困ったような表情を向けられ、それがすごく可笑しい。
「嫌なの?」
「まさかそんな!」