可愛い番犬を育成したつもりがどうやら狼だった件~だけどやっぱり私の犬はとっても可愛い~
 自ら求めた口付けに夢中になっていると、暫く動かなかったジェイクがゆっくりと抽挿を開始する。
 動かさずにいたお陰か、私のナカと馴染み痛みがかなり軽減されていた。

 愛液をかき混ぜるようにぐぽっぐぽっと抜き差しされると、痛みの奥に隠れていた快感が顔を覗かせ私の背中を這い上がる。
 ゾクゾクとしたその快感で私の肌が粟立ち、ナカを擦られると思わず嬌声が溢れた。

「あっ、あぁんっ」
「可愛い、エリー、本当に好き」

 私が痛みではなく快感を拾うようになってきたことに気付いたのか、抽挿の速度が徐々に上がる。
 部屋中に肌と肌がぶつかるパンパンという卑猥な音が響くが、その音を掻き消すくらい私の嬌声も響いていた。

「ん、気持ちいい? エリー、気持ちいい?」
「あっ、やっ、何かくるのっ、あぁっ!」
「あぁっ、好きだよエリー、お願い、捨てないでっ」

 懇願するように口走るその内容に「捨てるわけない」と返事をしたいのに、ガツガツと奥を突かれて返事どころではない。
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