幼なじみと禁断同居
………うん、私って………。
その過去をブンブンと振って他の過去を思い出してみた。

ーーゴロゴロッピカッ

「なっちゃぁぁーん、怖いよぉ」

 んぎゅぅ〜♡

ーーバゴッ

「グェ……なっちゃん、絶対俺死んだから」

……私って、ものすごくとんでもないやつ…?

ずっと、ぶんぶんと頭を振っているのが気になったのか、心配をしたように、美兎ちゃんが声をかけてきた。

「大丈夫…?なにか、悩み事あるの?」

「あっ、違うのっ!なんでもないっ!」

ピュゥーと廊下は全速力。

そう、逃げてきたのだっ。

「……あたし、嫌われたのかな…」

そう言っている、美兎ちゃんに気づかず…。
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