クールな彼は、私にだけ甘々です。
そして迎えた月曜日。

っ……やっと来れた。

伊集院さんは来ないのかなぁ…と、あたりを見まわした。

いない…っ

ずぅーんと気持ちが下がる。

ごめんなさい、伊集院さんっ

涙目になりながら、そう、心の中で呟く。

「っ……伊集院さん」

会いたいっ……。出会ってまだそんなに経っていない。

けど、大切な存在に、なりかかっていた。

「なんだ?伊集院さんって、泣きながら」

ニヤッと笑いながらこっちへ来た伊集院さん。

「っ、あ、あのっ、放課後、話しましょう?」

そう、告げたのであった。
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