クールな彼は、私にだけ甘々です。
「いらっしゃいませっ。ご主人様ぁ♡
って、伊集院くん!?」

ぐいっと、空き教室に連れてこられた。

ーーガチャッ

…ん…?

えっ、?

あっ!え?!

ガチャガチャと扉を開けようとしても、鍵が閉められていて、全然開かない。

「い、伊集院く「あのさ、話したいことがあるんだよね」

私の言葉に被せて喋ってきた伊集院くん。

それも、話したいことが、ある…?

なんだろうっ。

「はい…?どうしたの?」

「お前が好きだ」

「っ…え?」

「付き合ってくれ」

こ、れ。こ、告白⁈

あまりの衝撃で、ぐらっと倒れそうになったが、どうにか踏ん張る。

「あ、のっ」

まだっ、心の準備がっ…。

「ああ。分かってる。返事はいつでもいい。
おれは、いつまでも待ってる。」

ーチュッ

おでこに、軽くキスを落とされた。

どきどきと脈を売っているのが分かる。
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