クールな彼は、私にだけ甘々です。

好きなのっ

ふっぁ…って、今何時ッ?!

やばいっ、もう、間に合わないっ。

急いで支度をした。

髪の毛も、いつもは髪を上げてポニーテールにしているけど、おろして、
朝食は食べず、急いで出た。

顔がやばいかもしれないから、グロスだけ、軽くぬって、おしまいだ。

「お、遅れましたぁ〜」

「………大丈夫だ。まだ遅れていない。」

トクッ

彼の言動一つ一つで、私は心が動く。

クールな彼も、かっこいいっ。

なーんて、思ってしまった。

その夜。いつも通り、伊集院くんと、美兎ちゃんにお休みの連絡を入れて、寝ようと…そう思っていた。

ーーピカッ

そう、あれがくるまでは

「きゃぁぁ」

ーーゴロゴロ,ドンッ

「きゃぁぁ、た、助けてっ」

ドンッ

「大丈夫か?花鈴!」

コクコクと頷いていると、安心したように、私をぎゅっと包み込んでくれた。

「安心しろ、俺がいつまでも、いるからな。」

っ………

ドキドキと胸がうるさく止まない。

あぁ……

私、伊集院さんのこと、

ーー大好きだっ…。
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