クールな彼と秘密の甘い同居。
それから、またいつものように、学校へ向かった。

ッ………クソッ

頭痛てぇ……。

はぁー、この状態でもお構いなしに、女たちは、キーキー騒ぐんだろ?

マジで疲れる。

俺のこと好き好き言ってる奴らも、どうせ俺の顔だけ見て言いやがってるんだ。


はっ…、俺が甘い物好きって言ったら、周りの奴らはどう思うんだかっ。

勝手に幻滅して離れていくんだろう。

ま、ぶっちゃけそっちの方がいいけどな。

そして、クラスである1Sへ入った。


「「きゃぁー!!神宮寺さまぁぁぁ‼︎」」



チッ。うるせーんだよ、黙れよ。

それに耐えながら、お昼まで来た。

もう、無理だわ。

逃げるように図書室まで来た。

それから授業をサボって、ようやく放課後になった。

もう、帰るか……そう思った時。



「神宮寺様はどこなのかしら?」


「きっと近くにいらっしゃるはずよ!」


「探しましょう!」

と言う声が聞こえた。

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