クールな彼と秘密の甘い同居。
あ"ー、めんどくせぇ〜。


もう少しここに留まらなきゃ行けねーのかよ。

そう思っていた時、ガラガラガラとドアが開いた。

ッ………!

もしかして、、バレたのか?

そう思って、警戒時を強めた。

……が、誰か分かった時、肩の力を緩めた。

なんだ、亜衣か。

「よぉーし!誰もいないっ!勉強するぞぉっ!」

そう言い、黙々と勉強を始めた亜衣。

コイツ、いつもここで勉強してるのか?

マジ努力家だな…。

亜衣だと分かった安心感からか、ぐたっと寝てしまった。

……ん?

あ、俺、寝すぎたか!?

スマホを確認したら、あれから30分が過ぎていた。

意外と寝てなかったな。

そう思い、もう一回眠りにつこうとしたとき。


「誰がいるの…?」

そう、亜衣が言った。

くるくると、そこにいる誰かを探している。

「あっ……!えっと……ん、あっ!神宮寺さん!」

………‥俺一瞬名前忘れられてたな。

「あの……っ」

「神宮寺くぅ〜ん」

   「いないのぉぅー?」

「って、あ!双葉ちゃん!」

「あのね、神宮寺様見てないかなぁ?」

………っ、やめろ。

俺の名前を言わないでくれ……。

まぁ、言われるか。ここで言わない方がおかしいもんな。

言わないでコイツの利益になる事なんてねーし。

< 17 / 98 >

この作品をシェア

pagetop