クールな彼と秘密の甘い同居。
結局……男の子の家に行くことになってしまった。


行くのは明日らしい。

『男の子のお母さんは、恵美さんって人よ〜。
とても優しい人だからねっ』

と教えてもらった。

っ……やっぱり、怖いなぁ…。

私は、目立つことが苦手で、ひっそりと高校生活をしていた。

男の子と話すことも避けてきた、けどっ、こんなに関わらなきゃいけない日がくる、なんてっ。

私が男の子が苦手になってしまったのは、きっと小学3年生の頃。

『おい!逃げんなよ!ブス!』


『なんだこのキーホルダー、こんなの壊しちゃえ!』

『や、やめてぇ、あっ、、壊れちゃったっ…。』

そんな意地悪をされるようになってから、恐怖で男の子が苦手になってしまったんだ。

あの日のことを思い出すと、やっぱり怖い…
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