クールな彼と秘密の甘い同居。
「あ、あのっ、神宮寺さ……」

「神宮寺ー!これ手伝ってくれ!」


先生に呼ばれて行ってしまった神宮寺さん。

……すぐに用事を済ませて、一緒に帰ろう。


        ***

迎えた放課後。

授業が終わって、すぐに図書室に向かう。

ーーガラガラガラ

ドアを開けると、知樹がいた。

「こっちおいで?」

そう言われて、一つの席に座る。

「話したいことってなぁに??」

「あのさ、」

「うん。」

普通の話だと……そう思ってた。

「好き」

「なにが?」

「お前が?」

「へ……?えっ?!」

「ずっと......好きだった。」

え?!う、うそっ、でしょ?!

知樹って、私の事……っ!

「あ、あのっ、私っ」

そういう風に考えた事、ないっ

「返事はいつでもいいから。じゃあ」

そう言って、そそくさ帰った知樹。

と、知樹が、私の事が……好き?


びっくりしすぎて、きっと私、絶対顔赤くなってる……っ!


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