クールな彼と秘密の甘い同居。
風呂も、夕飯も食べ、歯を磨いた。

2階まで行き、俺の部屋で、分かれる。

「また明日な。」

そう言って、部屋の中へ入ろうとした。

が、阻止された。


俺の服の裾をちょこんと効果音が付きそうな掴み方をし、上目遣いで俺を見てきた。


「きょ、今日のことがあって、怖いので、今日だけ一緒に寝ちゃダメですか?」

………は?

いや、さ,流石に、寝るのは……っ

そう思ったが、今にも泣きそうな顔をした亜衣を見つめる。

今日、すごく怖かったんだろうな。

「っ……!わ、分かった。」

そう、言うしかなかった。

そして、二人でベットに入った。

俺はソファーで寝るからな?

と言ったが、怖いっ…なんて言われたら、二人で寝る以外、考え付かなかった。


「へへっ、ありがとうございますっ。おやすみなさい…っ」

ぐっ……。

可愛すぎんだろ!


俺はこの後一睡もできなかったのは、言うまでもない。
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