クールな彼と秘密の甘い同居。
キラキラと目を輝かせているのをみて、胸がいっぱいになった。

すごい悩んで買ったからそう言ってもらえてすごーく嬉しい。

「えへへ、ありがとうございま....っ、んっ」

ありがとうございます。と言い切る前に喋れなくなった。


ん......?

今、神宮寺さんの顔がすごく近いのに気づいた。

え....っと、これは、いわゆるキス......?


ん、誰と、誰が?

私の近くにいるのは神宮寺さん。

も、もしかして......


......私と、神宮寺さんが?!


えぇぇぇぇ?!


「ん......っ、神宮寺さん?」


「あ、あぁ、ごめんな。亜衣が可愛くて衝動が抑えられなかった。ほんと、可愛い。
キス、嫌だったか?」


そんな......

「嫌な訳ないですっ!大好きな人にされたら......嬉しいですっ!......け、けど、私、神宮寺さんと違って恋愛経験がないので、は、恥ずかし、くて」

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