クールな彼と秘密の甘い同居。

ごめんなさい

放課後になり、生徒たちがゾロゾロと帰っていく。

ふぅ......。きょ、今日は、疲れたっ......。


クラスの人たちにはもちろん、他の学年の人や他のクラスの子たちもたくさん来て、質問攻めにあった。

美兎ちゃんからは「おめでとうっ！いやぁ〜本当に嬉しいっ！」

と自分のことのように喜んでくれた。

ふふっ、優しいなぁ。


「あ、亜衣！一緒に帰ろう」


みんなが帰って二人だけの空間。


夕方で太陽の光に照らされている神宮寺さんがいつも以上にカッコよくて、ドキッとした。


はいっ！


そう、言いたいけど、今日は放課後、予定があるんだ。

「すみません、神宮寺さんっ。今日友達と話す予定をしていてっ。」


申し訳がなくて頭を下げた。

「顔を上げろ？予定があったんだったら仕方ない。行っておいで」