クールな彼と秘密の甘い同居。
「私は神宮寺さんが好きっ......。だから......知樹の期待には応えられない。ごめんね」

「うん、」

「でもね、知樹の告白、嬉しかったよっ!ありがとうっ!」

「うん、あり、がとう。好き、だったよ」

最後にニコッと笑ってくれて、知樹と分かれた。


わ、急いで帰らないと、夜ご飯の支度っ!


そんな事を考えてすぐさま教室に向かった。

カバンを教室に置きっぱなしにしちゃったんだっ!


教室のドアを開けるとーーそこには神宮寺さんがいた。



な、なんで神宮寺さんが、ここに?


それも、少し不機嫌そうな顔をしながら。


「神宮寺さん、なんでここにいるんでーー」


いるんですか?と言う前に神宮寺さんが遮った。

「亜衣が他の男と二人で会って話すの、やだ」

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