クールな彼と秘密の甘い同居。

可愛い彼女

朝、目が覚めて下に行くと、好きなやつが居る。

幸せな日常。

今は亜衣と二人で登校中だ。

「あ、あの、優くん?」

「ああ、なんだ?」


最近亜衣は俺のことを"優くん"と呼んでくれるようになった。

正直、すげー嬉しい。

元々俺は優っていう名前が嫌いだった。

理由は単純、俺とはかけ離れてるからだ。


優って名前には言葉の通り優しさっつー意味が込められてる。

が、俺は他人に興味がない、薄情な人間だ。


優しいって言ったら、亜衣だろ。


亜衣は世界で一番優しい。


ま、優って名前は嫌いだが、亜衣に呼ばれると胸が爆発しそうになる。

「あ、あのね、その......っ」

恥ずかしそうに視線を泳がせながら必死に話している亜衣。
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