クールな彼と秘密の甘い同居。
......正直、そんな姿も愛おしい。

あぁ、俺、好きすぎてキモいよな......。

「え、っと、手を繋ぎたいなぁって......。だ、ダメかなぁ?」

っ......?!

今、尊すぎて心臓止まったかと思ったぞ?

赤面して固まっている俺を見てさらに追い討ちをかけてきた。


「じ、優くんっ、大丈夫?えっと......優くんがくるしいと、私も嫌です......っ」


......やばい、だろ......!

どこで覚えてきたんだ、そんなうる目っ。


可愛すぎてどうにかなりそうだが、どうにか理性を保つことができた。


「......ああ。大丈夫だ。それと......俺も亜衣と手を繋ぎたい」

耳元で囁くとぼぼっと亜衣の顔が赤くなっていた。

まるでりんごみたいだ。


ふっ、かわい。

俺の彼女はなんでこんなに可愛いんだ?
< 78 / 98 >

この作品をシェア

pagetop