クールな彼と秘密の甘い同居。
ストレートで綺麗な黒い髪。

目も漆黒で、綺麗な女の子。

「う、美しいっ......!」

「こんな美少女......が、転校生なんてっ」


クラスの男の子たちも目をハートにしていた。


「はいはい!静かに!花江、自己紹介しろ」

先生が声をかけて、やっと静かになった教室。


「......はい。花江桃です。この学校に来たのは......会いたい人がいるから......ですっ」


そして、私たちの席の方───優くんの方を見つめた花江さん。

ドキリと心臓が動くのがわかる。

会いたい、人って......。


優くん......だよね。


「その人と絶対に結ばれくて、ここまで来ました!」


やっぱり、優くんの方を見て微笑んでる彼女。


優くんがはぁ......と小さいため息をつくのが見えた。


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