クールな彼と秘密の甘い同居。

嫉妬しちゃいます

花江さんがやってきて、1週間がたった。


「ねぇー、優?一緒に移動教室行こ!」

「やだ」

や、

「優!一緒に帰ろぉ?ね?」

「なんでお前と帰んなきゃ行けないの?」

など、花江さんが優くんを誘って断るというのが日常になっていた。


お昼ご飯も......。

「はぁ〜。優にあったの4年ぶりだよねっ!幼なじみの優と過ごせるなんて、夢みたいっ」

と、こんな感じで二人がずっとそばに居るから、私は家でしか優くんと話せないような状態になっていた。


「なぁに、あれ??意味わかんない!」

同じく、優くんと花江さんを見て、お弁当をかきこんでいる美兎ちゃん。

「あの幼なじみなんなの?!それにさぁ、神宮寺くんも神宮寺くんなんだけど?!なんで離れないわけ?意味わかんないっ!」

「み、美兎ちゃん!落ち着いて、ね?」

どうにかなだめる私。


「うん......ごめん。でもさ、嫌じゃないの?あの二人がずっと一緒にいて」

......っ

いや、だよっ
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