クールな彼と秘密の甘い同居。
な......っ


ドキッと心臓が高まるのを感じる。


「わ、私も......優くんと話したかったから、話せて嬉しい......っ」

そう言い微笑むと、なぜか優くんは頬を赤らめていた。


......ん?

どうしたんだろう......っ、風邪かな......?

家に帰ったら、しっかりと様子を見ておかなきゃっ!

そう心に決めた私だった。


      
        ***


「優〜一緒に帰ろっ!」

放課後、支度が終わった花江さんが、優くんにそう告げた。


......今日もか......。

最近優くんと帰れてないなぁ


そう思いながら俯いていると、後ろからふわりと抱きつかれた。


......?!

驚いて後ろを振り向くと、優くんの姿が......!


「ん、俺、今日は亜衣と帰りたいな」


......へ?




< 88 / 98 >

この作品をシェア

pagetop