クールな彼と秘密の甘い同居。
周りは、優くんが抱きついているのを見て、きゃーきゃーと騒いでいた。

「うぅ〜尊いよぉ〜」

「やっぱこれだよねっ!ユウアイコンビ推せるっ」


ゆう、あい、こんび?


わからず首を傾げていたら、そっと私の耳に優くんの唇が近づいてきて、「やっぱ、俺たちが推されてんな」と呟いてきた。


っ......?!


さ、さっきから、距離が近いですっ!優くんっ!



少し舞い上がっている私は、花江さんの鋭い視線に気づくことがなかった。
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