クールな彼と秘密の甘い同居。
っ......?!


び、びっくりしたっ。

いつもはクールでカッコいい優くんが、こんなにも無邪気で可愛らしい表情をするなんて......。


あまりのギャップに母性反応がくすぐられて、ドキッと胸が高鳴った。


ふふっ、こんな一面が見えるなんて......。


私しか知らないのかも......と思わず頬がゆるまった。


「ふふっ、そうなんだ......私でよかったらいつでも作るよ」

「いいのか......?」


びっくりとでも言いたそうにこちらに視線を送ってきた。

こんな美味しそうに食べてもらって作りたくないわけないよ!


今度は他の味でも作ってあげよう......。


......って、優くんが熱を出すことを前提に話しちゃってた......!

いつまでも健康でいて欲しい......な。


「もちろん!」

にこっと微笑んで見つめる。


「っ......。あ、ありがと」
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