クールな彼と秘密の甘い同居。

「優」


今日、俺は熱を出した。


......まぁ、最近眠れないこと多かったし、ぼーっとすることが増えてたし、もしかしたら......と思ってたけど、案の定熱を出してしまった。


最初は心配かけないように、普通を装うつもりだったけど、「熱ある......?」と速攻バレたんだ。

亜衣は俺におかゆを作ってくれると言った。

俺はおかゆなんて食えないほどまずいんだろ......と想像していたが、亜衣のなら......と思って作ってもらったんだ。


実際食べてみたら、ふにゃふにゃとしているお米が美味しかった。

味変の梅もコメにマッチしててよかった。


おかゆがこんなに美味いなんて思わなかった......ま、亜衣が作ってくれたからってこともあるんだろうけど。


その後も、次々とやってくれる亜衣を見て、好きだ......。と言う気持ちがまた膨らんだ。


俺......亜衣と付き合えてよかったな。


そんな幸せな気持ちの中俺はまた眠りについた。
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